2023年33週
~咽頭結膜熱、 COVID-19、
腸管出血性大腸菌感染症、
ダニ媒介感染症、
夏季休暇の海外渡航者に
対する感染症予防啓発、
小児の原因不明の急性肝炎~

2023年08月25日

2023年33週(8月 3週 8/14~8/20)

◆ 咽頭結膜熱
 33 週の定点当たり報告数は 0.40、32 週 85 人→33 週 73 人(0.86 倍)です。
【参考ページ】
咽頭結膜熱とは(厚生労働省)
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◆ COVID-19
 33 週の定点当たり報告数は 25.69、32 週 4,113 人→33 週 5,010 人(1.22 倍)です。
【参考ページ】
愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト
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◆ 腸管出血性大腸菌感染症
 愛知県の 2023 年報告数(診断週別)は、8 月 23 日現在 76 件(O157 50 件、O26 4 件、O153 4 件、O1 1 件、O111 1 件、O121 1 件、O146 1 件、O103 とO157 の共感染 1 件、型不明 13 件)、うち溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例は 1 件です。
2022 年の同時期(1~ 33 週 )報告数は 86 件、年間報告総数は 154 件(うち HUS 発症例 3 件)でした。
【参考ページ】
腸管出血性大腸菌(愛知県)
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◆ ダニ媒介感染症
 ダニ媒介感染症は病原体を保有するダニに刺咬されることで感染し、つつが虫病や日本紅斑熱等があります。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけてはマダニに咬まれる危険性が高まるため、野外活動する際にはダニに対する曝露・感染予防対策が重要です。
愛知県においては 2023 年では 33 週(診断週)までに、日本紅斑熱 3 件、つつが虫病 2 件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 1 件、ライム病 1 件が報告されています。
このうち、ライム病はスイスへの渡航歴のある輸入症例でした。
【参考ページ】
ダニ媒介感染症(厚生労働省)
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◆ 夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発
【参考ページ】
海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省)
>>詳細はこちら
厚生労働省検疫所(FORTH)
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◆ 小児の原因不明の急性肝炎
 令和 4 年 4 月 27 日付け事務連絡(同年 5 月 13 日一部改正)に基づく、暫定症例定義を満たす症例に関する積極的な情報収集は、令和 5 年 8 月 31 日までに医療機関から都道府県等へ報告された分を最後として終了となります。
【参考ページ】
欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について
(保健所における調査の終了、研究班への協力依頼)(厚生労働省)
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【愛知県感染症情報センターより参照】
(2023年8月24日更新)