2023年34週
~咽頭結膜熱、 デング熱、
腸管出血性大腸菌感染症、
COVID-19、
小児の原因不明の急性肝炎~

2023年09月01日

2023年34週(8月 4週 8/21~8/27)

◆ 咽頭結膜熱
 34 週の定点当たり報告数は 0.40、33 週 73 人→34 週 82 人(1.12 倍)です。
【参考ページ】
咽頭結膜熱とは(厚生労働省)
>>詳細はこちら

◆ デング熱
 本年はこれまでに熱帯、亜熱帯地域において、デング熱の大規模な流行が報告されているところです。
愛知県においては 2023 年では 34 週(診断週)までに、デング熱 7 件(インドネシア 2 件、フィリピン、ブラジル、メキシコ、ラオス、インド及びタイ 各 1 件)が報告されています。
いずれも輸入症例でした。
デング熱は過去 10 年の報告数 151 件のうち、推定感染地域としてフィリピン 40 件、インドネシア 23 件、タイ 23 件、ベトナム 13 件で全体の 65%を占めています。
【参考ページ】注意すべき蚊による感染症(愛知県)>>詳細はこちら
デング熱に関する注意喚起等について(厚生労働省)>>詳細はこちら
デング熱が流行しています!(厚生労働省検疫所 FORTH)>>詳細はこちら

◆ 腸管出血性大腸菌感染症
 愛知県の 2023 年報告数(診断週別)は、8 月 30 日現在 80 件(O157 53 件、O26 4 件、O153 4 件、O1031 件、O111 1 件、O121 1 件、O1 1 件、O146 1 件、O103 とO157 の共感染 1 件、型不明 13 件)、うち溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例は 1 件です。
2022 年の同時期(1~34 週)報告数は 97 件、年間報告総数は 154件(うち HUS 発症例 3 件)でした。
【参考ページ】腸管出血性大腸菌(愛知県)
>>詳細はこちら

◆ COVID-19
 34 週の定点当たり報告数は 23.86、33 週 5,010 人
→34 週 4,652 人(0.93 倍)です。
【参考ページ】愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト
>>詳細はこちら
新型コロナウイルス感染症 COVID-19 診療の手引き第 10.0 版(厚生労働省)>>詳細はこちら

◆ 小児の原因不明の急性肝炎
 令和 4 年 4 月 27 日付け事務連絡(同年 5 月 13 日一部改正)に基づく、暫定症例定義を満たす症例に関する積極的な情報収集は、令和 5 年 8 月 31 日までに医療機関から都道府県等へ報告された分を最後として終了となります。
【参考ページ】欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について(保健所における調査の終了、研究班への協力依頼)(厚生労働省)>>詳細はこちら

【愛知県感染症情報センターより参照】
(2023年8月31日更新)