平成30年・27週~麻しん・風しん、RS ウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナ、水痘、流行性角結膜炎~

2018年07月13日

今週の注目感染症 平成30年・27週(7月2日~7月8日)

◆麻しん・風しん(7 月 11 日現在)
愛知県は 7 月 9 日に県内における麻しんの感染拡大は終息したと発表しました。
国立感染症研究所感染症疫学センターが策定した「麻疹発生時対応ガイドライン」に基づき、県内において麻しん患者が 6 月 8 日に確認された後、新たな患者の発生がないことから判断されました。
愛知県の 2018 年麻しんの報告数は 26 件(3 月 1 件、4 月14 件、5 月 10 件、6 月 1 件。
診断日に基づく集計)、県衛生研究所で行った麻しんウイルス遺伝子型検査では D8 型が検出されています。
2017 年麻しんは 1 件報告がありました。
全国の 2018 年 26 週までの累積報告数は 176 件です(2017 年総報告数は 189 件)。
愛知県の 2018 年風しんの報告数は 2 件、2017 年は 3 件報告がありました。
全国の 2018 年 26 週までの累積報告数は 43 件です(2017 年総報告数は 93 件)。
【参考ページ】麻しん(はしか)患者の感染拡大の終息について
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麻しん・風しん患者調査事業を実施しています
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本県における麻しん・風しん患者発生報告状況(2018)
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疾患別ウイルス検出状況
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麻しん・風しんの予防接種は 2 回受けましょう
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◆RS ウイルス感染症
27 週の定点当たり報告数は 0.21、26 週 43 人→27 週39 人(うち 0 歳 11 人、1 歳 13 人)で、2 歳未満の報告数が全体の 61.5%を占めています。
【参考ページ】RS ウイルス感染症
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◆水痘
27 週の定点当たり報告数は 0.46、26 週 68 人→27 週83 人(1.22 倍)です。

◆手足口病
27 週の定点当たり報告数は 0.75、26 週 91 人→27 週137 人(1.51 倍)です。

◆ヘルパンギーナ
27 週の定点当たり報告数は 1.23、26 週 135 人→27 週223 人(1.65 倍)です。

◆流行性角結膜炎
27 週の定点当たり報告数は 0.91、26 週 33 人→27 週32 人(0.97 倍)です。

◆腸管出血性大腸菌感染症
愛知県の 2018 年報告数(診断週別)は、7 月 11 日現在 39件(O157 14 件、O26 13 件、O121 6 件、O28ac・O91・O115 各 1 件、型不明 3 件)、うち溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例は 1 件です。
2017 年の同時期(1~27 週)報告数は 50 件、年間報告総数は 178 件(うち HUS 発症例 5 件)でした。
【参考ページ】腸管出血性大腸菌
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【愛知県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月12日更新)